これは http://mitochondrion.jp/ に掲載している「医学日記」を、諸般の便宜のために、 1 記事 1 ファイルとして形成し直したものです。 簡単なプログラムで自動生成しているので、体裁の乱れなどが一部にあるかと思われますが、ご容赦ください。


2012/05/05 快晴

解剖学の予習が進まない。腕神経叢の終末枝のうち、筋皮神経と正中神経、尺骨神経の手根より近位の部分について、ようやく理解した。 解剖学知識は、基本的には暗記事項であるが、ある程度は系統的な構造をしているので、ヤミクモに丸暗記するのは得策ではない。

当たり前のことだが、筋の支配神経は、その筋の近くを通る。 だから、筋の起始停止と神経の走行をバラバラに覚えるのは、頭の良いやり方ではない。 胸背神経が広背筋を支配していることは胸背神経が後神経束から出ることと密接に関係しているし、 前鋸筋の位置を考えれば、その支配神経である長胸神経が腕神経叢の根から出ているのは当然である。 動静脈も同じで、例えば頸横動静脈は広背筋に分布していることを考えれば、それが甲状頸動脈から発するのは合理的である。

そのように整理しながら記憶するにしても、覚える事柄が多くて大変ではある。苦にはならないが。


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