これは http://mitochondrion.jp/ に掲載している「医学日記」を、諸般の便宜のために、 1 記事 1 ファイルとして形成し直したものです。 簡単なプログラムで自動生成しているので、体裁の乱れなどが一部にあるかと思われますが、ご容赦ください。


2013/11/03 白衣で食堂を訪れる

名古屋大学鶴舞キャンパスには医学科と病院があり、生協が運営する食堂もある。 食堂を利用するのは、学生と職員と、一部の患者である。 食堂には、白衣や診察着、あるいは手術着のような格好で来る職員が少なくない。 これは、衛生的な観点からいって、いかがなものであろうか。

病院は、あまり清潔な場所ではない。 様々な病原体がウロウロしているし、医師の白衣などは、 肺炎患者がくしゃみと共に放出した細菌がベットリとくっついているかもしれない。 白衣は清潔感を出すための衣装でもあるが、医療従事者を守るための防具でもある。 すなわち、白衣は汚いのである。 実験室や病院で使用した白衣を着たまま外出してはいけない、というのは、 実験室で飲食してはいけない、というのと同程度の常識ではないだろうか。

京都大学の北部キャンパスには理学部や農学部があるのだが、 そこの食堂には「白衣で入るな」との注意書きがあった。 それをみた私は、理学部には白衣で食堂に来る馬鹿がいるのか、と驚いたものである。


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