これは http://mitochondrion.jp/ に掲載している「医学日記」を、諸般の便宜のために、 1 記事 1 ファイルとして形成し直したものです。 簡単なプログラムで自動生成しているので、体裁の乱れなどが一部にあるかと思われますが、ご容赦ください。


2014/02/25 フォリン酸救援療法 (3)

フォリン酸については2 月 27 日にも記事がある。

2 月 20 日に書いたフォリン酸救援療法の話題の続きである。 私は不勉強であるため、よく考えもせずに「ロイコボリン救援療法」などと書いてしまったが、 「ロイコボリン」は商品名であり、一般名は「フォリン酸」である。 臨床的には薬剤は商品名で呼ぶのが普通らしいが、学術的には一般名を使うべきであると思うので、「フォリン酸救援療法」とする方が良いだろう。

2014 年 2 月 25 日昼の時点では、Wikipedia 日本語版の「ロイコボリン」の項や、英語版の「Folinic acid」の項では、作用機序について誤った説明がなされていた。 Wikipedia には、しばしばこういうことがあるので、注意されたい。 また Wikipedia は、特に専門的な内容については英語版の方が充実しているので、自分の関心があるページについて、 英語版を翻訳して日本語版に投稿するのは、自分の勉強にもなり、お勧めである。


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