これは http://mitochondrion.jp/ に掲載している「医学日記」を、諸般の便宜のために、 1 記事 1 ファイルとして形成し直したものです。 簡単なプログラムで自動生成しているので、体裁の乱れなどが一部にあるかと思われますが、ご容赦ください。
旧札幌農学校演武場は、「札幌時計台」として知られる歴史的建築物である。 有名な観光スポットであるらしいが、建物の規模は小さく、周囲を近代的なビルディングに囲まれていることなどから「がっかりスポット」などと呼ばれることもあるらしい。
私は大学院博士課程時代に、学術集会のため北海道大学を訪れたことがある。 このとき、札幌市街を散策していて、たまたま、この時計台を通りがかった。 当時、私は、これが有名な建築物であることも、「がっかりスポット」などと称されていることも、知らなかった。 私は、趣きのある建物である、と思い、札幌農学校の歴史を今に伝える素晴らしい遺産である、との感想を抱いた。 後に、これが「がっかりスポット」と呼ばれていることを知り、私は、かえって驚いた。
北海道大学の附属博物館には、札幌農学校の歴史を伝える展示品も多かった。 中には「学問の中心は、政治や経済の中心と、必ずしも同一ではない」として、北海道こそ日本の学問の中心たるべし、と唱えた人々の記録もあり、いたく印象的であった。
私は、初期臨床研修先として北海道大学病院は考えていないが、将来的に、人生の一時期は北海道大学で過ごしたいと考えている。