これは http://mitochondrion.jp/ に掲載している「医学日記」を、諸般の便宜のために、 1 記事 1 ファイルとして形成し直したものです。 簡単なプログラムで自動生成しているので、体裁の乱れなどが一部にあるかと思われますが、ご容赦ください。


2014/07/24-2 医学連と医ゼミ (2)

私が昨年の医ゼミに参加して、医学連や医ゼミに対して抱いた不信感の第一は、前述のような、自分達の歴史を隠蔽するやり方についてである。 そして第二は、医ゼミの内容が、あまりに稚拙であったことである。

過去の記録からは、もともと医ゼミは、実際に行動し闘う組織である旧医学連が、 その理論武装のために開催した勉強会としての側面が強かったのではないかと推定される。 しかし現在の医ゼミは、医療制度の問題点を話題にはするものの、「難しい問題ですね、皆で考えていく必要がありますね」という程度の議論しか行わず、 むしろ学生同士で集まってワイワイ楽しく交流しましょう、という懇親会の側面が強くなっているように感じられた。

また、学生の発表では技術的な問題が目立った。 たとえば、口頭発表をする際には原稿を読まずに聴衆の方をみて話す、ということは、基本中の基本である。 しかしながら、それをできていない発表者が、あまりにも多かった。 また、発表の場において医ゼミの中心メンバー同士にしかわからない内輪ネタで盛り上がったり、 分科会では特に親しい参加者をあだ名で指名して発言を促すなど、公の場であるという認識を欠いた言動がみられた。 五十余年の伝統だ何だと言いながら、この程度の基本的な発表技術さえも先輩から後輩に受け継ぐことができていない、というのが現在の医ゼミである。

(以下は、感想文には記載しなかった内容である。)

参加者に対する会計報告が行われていないことは不適切である。 会場は甲府の大きなホールを借りて盛大に行われており、それなりの大きな金額が動いていたはずであるが、 収支はどうなのか、過不足分は誰が補填しているのか、というようなことは、一般参加者には、一切、知らされていない。 学生が自分達で作っているのだ、という謳い文句ではあるが、この情報の不透明さは、納得できない。

そして最後に、未成年者飲酒である。 最終日の懇親会において、未成年者が多数、参加しているにもかかわらず、酒類が提供された。 しかも、私の知る限りでは、未成年者は飲酒しないようにという注意も、ほとんど行われなかった。 実際に飲酒した未成年者も、いたようである。

2014/07/25 語句修正

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