これは http://mitochondrion.jp/ に掲載している「医学日記」を、諸般の便宜のために、 1 記事 1 ファイルとして形成し直したものです。 簡単なプログラムで自動生成しているので、体裁の乱れなどが一部にあるかと思われますが、ご容赦ください。


2014/04/27 病理学会総会

昨日は、広島で開催された第 103 回日本病理学会総会に参加した。 といっても、学術的な発表をしたわけではなく、「学生の声」という、病理学に対する学生からの意見を述べるセッションで発表したのみである。 それでも、私にとっては医学界におけるデビュー戦であることには違いないので緊張した。

実のところ、今回は何を発表すれば良いのか自分でもイマイチよくわからず、発表準備が遅れに遅れた上に、 練習にも気合が入らず、とうとう、準備不足のまま当日を迎えることになってしまった。 しかも、近頃は花粉のせいかどうか知らないが、鼻と喉の具合が悪く、5 分間も話していると喉が痛くなってくる始末であった。 ところが不思議なもので、いざ登壇してみると、鼻も喉も調子が良くなり、咳ひとつなく、発表を終えることができた。 よくわからないのだが、おそらく、私の喉は軽いアレルギー性喘息様の異常を抱えているのだろう、 本番で適度に交感神経系が刺激されると、気管支が拡張し、喉の具合が良くなるものと考えられる。

ところで私は3 月 14 日の記事で、基礎医学セミナー発表会におけるポスター発表の形式に対し疑問を呈したのだが、 病理学会におけるポスター発表も同様の形式であった。 すなわち、司会者が順番にポスターの前を巡り、発表者は司会者の前で 5 分ほどの説明と質疑応答を行う、という形式である。 私には、この形式はポスター発表の良さを台無しにしてしまっていると思うのだが、もしかすると、医学の世界ではこうした形式が主流なのだろうか。


戻る
Copyright (c) Francesco
Valid HTML 4.01 Transitional