これは http://mitochondrion.jp/ に掲載している「医学日記」を、諸般の便宜のために、 1 記事 1 ファイルとして形成し直したものです。 簡単なプログラムで自動生成しているので、体裁の乱れなどが一部にあるかと思われますが、ご容赦ください。


2018/04/07 白衣

北陸医大 (仮) で私が普段着用している白衣の背中に「北陸医大 病理」と大きく刺繍が入っていることは以前に書いた。 研修医時代には、左袖に「病理研修医」という肩書と私の氏名も入れていたので、研修医を終えて専攻医となった 4 月からは、新しいものに換えた。 今は「病理専攻医」と刺繍されたものを着ている。

この白衣は、刺繍なしなら一着 5,000 円しないものであって、白衣としては安い部類である。 高級白衣になると、一着 2 万円以上したり、ものによっては 3 万円を超えるようなものもあったと思う。 実際、病院内で医師の白衣を観察すると、やたら高級感のあるものを着ている者も多い。 3 年目ぐらいの若い医師でも、1 万円超えの白衣を愛用している者は少なくないように思われる。

実は私も、少しだけ、迷った。 せっかくだから、と、1 万円クラスの白衣にしようかと思ったのである。 が、結局、やめた。 KAZEN の、学生が着ているのと同じような白衣に刺繍を入れて使うことにしたのである。

価値観は多様であろうが、私の感覚でいえば、もし自分が患者なら、そういう高級白衣に身を包みブランド腕時計をつけているような医者には、診られたくないからである。

なお、白衣の素材については、好みが分かれるであろう。 私は研修医時代、綿 35% ポリエステル 65% で比翼仕立ての KAZEN 110-70 を頻用していた。 今回は、綿 15% ポリエステル 85% でダブルの KAZEN 255-90 にしたのだが、生地がイマイチ好みでない。 少しばかり後悔した。 次に白衣を新調するときは、110-70 に戻そうと思う。


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